今回は2022年8月19日〜21日の2泊3日の南八ヶ岳縦走の旅日記 前半。
南八ヶ岳の6座 編笠山2524m、西岳2398m、権現岳2715m、赤岳2899m、横岳2829m、硫黄岳2760mと北八ヶ岳の2座 箕冠山2590m、根石岳2603m、合計8座を縦走。本沢温泉を最終目的地とした。
権現岳から主峰赤岳間の主稜線縦走路と本沢温泉の日本最高処 標高2150mの野天風呂がこの旅のハイライトだろう。
日程は以下の通り。
8月19日 JR新宿駅-JR中央本線小淵沢駅–タクシー–観音平–雲海展望台–押手川–編笠山 –青年小屋 テント設営–西岳往復–青年小屋テント泊
8月20日 青年小屋–権現岳–赤岳–横岳–硫黄岳–夏沢峠–箕冠山–根石岳–本沢温泉テント泊
8月21日 本沢温泉–本沢入口–稲子登山口-JR小海線松原湖駅–電車-JR小海線佐久平駅–北陸新幹線-JR東京駅
初日は快晴に恵まれた。編笠山山頂からのダイナミックな絶景には思わず息を呑んだ。
初日は青年小屋でテント泊。テント場利用料800円。
テント設営後にザックをデポして軽装で西岳を往復。帰路で青年小屋から5分ほどの水場(乙女の水)で今晩、明日の水を確保した。
2日目は午前4時出発。1時間後、権現岳山頂の手前で日の出を迎えた。
南八ヶ岳縦走路の核心部はV字に鋭く切れ込んだ鞍部、キレット越え。権現岳からキレットへは標高差275m下降し、キレットから赤岳へは459mを登り返す。
権現岳山頂からすぐに岩壁に架かる61段の長いハシゴを高度感にビビりながら下る。
ハシゴの後はクサリの連続。両手を使って上り降りしなければならない箇所が続く。岩礁帯、灌木帯と縦走路は複雑に変化する。徐々に稜線上の風が強くなり始めた。息の抜けない登山道に二人共に会話はない。
ツルネという2つの小ピークを経て、キレット小屋に到着。小休止後、赤岳へ標高差459mの登り返しを開始した。
後半に続く。