北海道一周4,000km、49日間の自転車旅日記。北の大地の豊かな自然、歴史、文化、食に関して綴っていく。
期間:2023/7/25から9/11までの49日間。
DAY49:2023/9/11(MON)
フェリー〜「大洗港フェリーターミナル」〜大洗駅〜(鹿島臨海鉄道大洗鹿島線)〜水戸駅〜(特急)〜品川駅〜自宅最寄り駅〜自宅。
DAY49移動距離-km
累積移動距離4,045km
輪行で都内へ
定刻通りに14時にフェリーは大洗港に到着。大洗駅まで1.5km程を自走し、駅前で輪行作業。大洗駅から水戸駅へ。水戸駅で乗り換えて、品川駅までは特急。品川駅でまた乗り換えて山手線へ。
輪行袋を担いでの乗り換え2回が辛い。
輪行袋を解いて、自転車を組み立て完了。自宅までのラストライド。
人と車の多い都内と北海道の旅とのあまりの環境の違いに戸惑ってしまった。
この環境にも直ぐに慣れてしまうと思うと悲しいものがある。
何が何でもやり遂げたかった夢
この旅の直近のトレイルランニングレースは連続で未完走だった。
2022信越五岳トレイルランニングレース110km。
ウルトラトレイルマウントフジ2023 FUJI。
負け癖を払拭するためにもこのチャレンジは何が何でもやり遂げたかった。
道中苦しいときに回想していたことはこれらのレースでの思い出だ。
何くそ。
畜生。
負けるもんか。
やり遂げるんだ。
何度これらの言葉を呟いたことか。
毎日の自転車での最終目的地とトレイルランニングレースの各エイドまでの移動を重ねて考えていた。
次のエイドに余力を残して到着すること。そして、また次のエイドまでと繰り返して、最後にはゴールに辿り着くことができる。
49日間、そんなことを繰り返し、繰り返し、その距離は4,000kmを越え、遂に北海道一周自転車ひとり旅を走り切ることができた。
小学生の頃に抱いていた夢を叶えることができた。
あの頃の私に、今の私はこう言葉を掛けるだろう。
「勇気を出して一歩を踏み出せば、君なら必ずできる。旅先には素晴らしい世界が待っている。」
完