久しぶりの中央アルプス空木岳(うつぎだけ)へ。
去年の冬に登って以来約1年半ぶり。
スタートは駒ヶ根スキー場の駐車場、中央道の駒ヶ根インターから5分くらい、ここは登山者用に夏場も開放されています。
標高は900m、D+2000mのハイクアップの始まりです。
最初は樹林帯の中を進みます。
林道を2回通り過ぎながらなかなかの急登を登っていきます。
日本アルプスのメジャールートということもあり、道はよく整備されていて、道標もしっかりしています。
1370m付近で林道の終点に出ます。
冬は1050m付近のゲートまでですが、夏場はここまで車で上がれます。
駐車場はいっぱいで道端までギッシリ。
梅雨の晴れ間を狙ってみなさん日帰りのようです。
登山道に入るとすぐに右に入る急登のショートカットがありますが、行きは本道の緩やかなトレイルを進みます。
九十九折りの歩きやすいトレイルで、走って登れてしまいますがストックで早歩きの練習。
その後は1750mの池山小屋との分岐まで緩やかな登りが続きます。分岐には水場もあります。
分岐を過ぎると少しずつ急になり、いよいよ日本アルプスのトレイルという感じです。
2200mまでは急登が所々ありますが、チラチラと両サイドの稜線が見え始め高度感が出てきます。
そして大地獄小地獄の鎖場とハシゴ、ここは要注意です。
初めての方は必ずストックをしまい、三点支持を覚えてから登るのを強くオススメします。
(登れても、下れないかもしれません…)
ここを過ぎるとあとはトラバースと急登を繰り返しながら高度を上げていきます。
2500m付近で空木平避難小屋との分岐まで来れば稜線は目の前。
少し上がれば一気に視界が開け、目の前に空木岳へと伸びる素晴らしい稜線が待っています。
2600m付近の開けたところでは右側に木曽駒ヶ岳、宝剣岳、檜尾岳の中央アルプスの稜線が。
あと250mのハイクアップ、この稜線は石も少なくとても歩きやすいのであっという間に空木岳が目の前に迫ってきます。
駒峰ヒュッテまで来れば10分かからず。
2864mの空木岳山頂に2時間45分で到着です。
振り返ると登ってきた稜線が素晴らしい。
向こうには御嶽山。
南駒ヶ岳方面も絶景です。
下りは1時間50分で駐車場到着。
やはりD-2000m一気下りはなかなか足に応えます。
ここもTJARのコースで、本番は木曽駒ヶ岳方面から縦走してきて、空木岳から下ることになります。
日本でD-2000mをほぼ一気下りできるところは数えるほどなので、トルデジアンの練習にもなります。
今年の夏は誰が一番最初に降りてくるのでしょうか、楽しみですね。