GWの主な装備はこんな感じです。
これに行動食や水、ファーストエイドなどを全て含めた上で、
晴天時のウェア、シューズ、ストックなどを除くとザックの重量は約5.6kgというところでしょうか。
今回は大きめのモバイルバッテリーやケーブル類などで少し重めでした。
■ウェア
種類 | メーカー | 品名 | 重量 g |
選手ビブス | – | – | |
半袖シャツ | ARC’TERYX | VELOX ZIP NECK SS | 125 |
ショーツ | MONTURA | RUN FAST SHORTS | 86 |
ベースレイヤー上(長袖) | finetrack | フラッドラッシュスキンメッシュロングスリーブ | 60 |
ベースレイヤー下(ロング) | finetrack | フラッドラッシュスキンメッシュタイツ | 74 |
ミドルレイヤー上 | Haglöfs | (不明) | 179 |
ミドルレイヤー下 | Teton Bros. | Wind River Pant | 85 |
レインジャケット | モンベル | ピークドライシェル | 185 |
レインパンツ | finetrack | エバーブレスフォトンULパンツ | 182 |
ダウン | Haglöfs | L.I.M BARRIER PRO HOOD | 200 |
帽子 | CW-X | (不明) | 62 |
サングラス | SWANS | エアレスムーブ | 17 |
グローブ1 | finetrack | フラッドラッシュパワーメッシュインナーグローブ | 14 |
グローブ2 | R×L | MERINO WOOL FIT GLOVES | 24 |
グローブ3 | ショーワグローブ | テムレス(透湿防水) | 46 |
BUFF1 | R×L | MULTI BANDANA(旧) | 50 |
BUFF2 | R×L | MULTI BANDANA(新) | 52 |
ソックス(3足) | R×L | TYPE-MS | 58 |
シューズ | INOV-8 | TERRAULTRA G260 | 260 |
■ギア
種類 | メーカー | 品名 | 重量 g |
ザック | MONTANE | Dragon 20 | 425 |
ザックカバー | SEA TO SUMMIT | Ultra Sil Pack Cover S | 89 |
ストック | Black Diamond | Distance Carbon Z | 270 |
シェルター | 信州トレイルマウンテン | ストックシェルターPRO | 250 |
ペグ(4本) | MSR | Carbon Core Stake | 22 |
シュラフ | SOL | Escape Lite Bivvy | 155 |
マット | 山と道 | Minimalist Pad | 36 |
レスキューシート | SOL | ヒートシートサバイバルブランケット | 75 |
ライト1(電池込) | LED LENSER | H8R | 158 |
ライト2(Energizer単3×1込) | EDELRID | Novalite | 64 |
予備電池1 | NLAセレクト | 2本 | 100 |
予備電池2 | Energizer | 単3×1 | 15 |
時計 | EPSON | MZ-500B | 64 |
スタッフサック1 | Zpacks | Medium Cuben Fiber Dry Bag | 25 |
スタッフサック2 | SEA TO SUMMIT | eVACドライザック 5L | 37 |
スタッフサック2 | SEA TO SUMMIT | eVACドライザック 8L | 58 |
防水袋 | – | – | 62 |
浄水器 | KATADYN | BeFree | 65 |
モバイルバッテリー | Anker | PowerCore 10000 | 180 |
ベースは2016年のTJARと変わっていませんが、いくつか変わったものもあるのでピックアップすると、
■モンベル ピークドライシェル 185g
GORE-TEX SHAKEDRY™を使用したレインウェア(上)。
2016年のTJARではTHE NORTH FACEのシェイクドライを使用したレインウェアでしたが、
満を持して国内メーカーが今年2019年に投入してきたこのモデル、とにかくよく水を弾きます。
今回、1日目の夜から3日目の夜までほぼ雨でしたが、ゴールまで全く雨が染み込むことはなく、
内側はドライで快適に進むことができました。
シェイクドライは耐久性についていろいろ言われますが、4日半でもほぼダメージなし。
藪漕ぎしたり岩場でひっかけたりしなければ、一般登山道をハイクする分には問題ないと思います。
あとは、海外モデルと異なり、日本人の体型に合うようにつくられているのと、
胸にポケットが一つついていてグローブやマルチバンダナなどをさっと入れられるので、
とてもフィットして快適に着続けることができました。
そしてお値段がリーズナブルなのも魅力です。
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1128632
■R×L TYPE-MS 50g
定番のメリノウール5本指ソックスに、2019年から新モデルが登場しました。
従来のモデルに比べて、特に踵や指先の耐久性が向上しています。
今回の雨模様の中でグショグショに濡れても、冷えを感じることはなく、
マメもほとんどできずゴールまで歩いたり走ったりすることができました。
また丈の長さが絶妙で、長すぎず、短すぎず、ファストパッカーやトレイルランナーのことをとてもよく理解したモデルだと思います。
ローカットのシューズを履く方なら、登山でもとてもおススメです。
https://shop.rxl.jp/shop/item_detail?item_id=2474288
■SOL Escape Lite Bivvy 155g
今回のコースは標高が高くても1,300m程度、時期的にもそれほど気温が下がるわけではないので、
シュラフではなくヴィヴィにしました。
ただし、ファストパッキングを始めたばかりの方や、ヴィヴィで寝たことのない方にはおススメはしません。
今回はマットも一番薄いものを選んでいますが、どのくらいの気温・天候・環境までならヴィヴィでも寝られるのか、
あらかじめよく試した上で、自分の耐寒レベルを把握してからの使用をおススメします。
(家のベランダやキャンプ場などで、まずは試してみるのがいいと思います。)
■KATADYN BeFree 65g
ふたに浄水フィルターがついた、600mlのフラスクです。
これ、本当に便利です。特に知らない山域で水場がよくわからないときのマストアイテムになっています。
今回は高島トレイルの水坂峠や途中の池のようなところで使用しましたがきちんと浄水してくれます。
昨年のトルデジアン試走時も使用しましたが、おなかを壊すこともなくキレイな水を飲み続けることができました。
今回のようなロングスルーハイクの必携品です。
http://moonlight-gear.com/?pid=114978108
■その他
今回、当然コースマーキングは無いため、
あらかじめこのイベントを企画してくれた中心メンバーがGPXデータを用意してくれました。
GPXデータを携帯電話に入れ、紙地図と地図アプリでルートを確認しながら進みました。
その時に気になるのがバッテリー切れです。
今回、途中のコンビニなどで電池類を購入することはできましたが、
食料はなんとか調達できても、電池類は万が一… ということもあるので、
コンビニはあてにせずスタートから持っていくということで、10,000mAのUSBモバイルバッテリーやケーブル類を持っていきました。
結果1回だけ携帯電話を充電し、4分の3ぐらいの容量は余りましたが、
これぐらい余裕があれば安心して進むことができのたで、これはこれで正解でした。
メインのライトもUSB充電が可能なため、ケーブルを持っていくだけで済みましたが、
ビバーク時に携帯電話とそれ以外を同時に充電する可能性があることを考え、
一応、予備のリチウム電池を2本持っていきました。
なので、最終的にライトに関しては手間を省くため、充電はせず電池の入れ替えで済ませました。
地図に関しては、紙地図は昭文社の山と高原地図の、
・高野山・熊野古道 伯母子岳
・金剛・葛城 紀泉高原
・京都北山
・比良山系
http://ec.shop.mapple.co.jp/shopbrand/ct237/
に加えて、
・生駒山系ハイキングガイド いこいこまっぷ
http://www.pref.osaka.lg.jp/midori/midori/g07-ikoikomapuriba.html
・中央分水嶺・高島トレイル トレッキングマップ
http://ossaka-touge.com/shop/shop.php?mode=product&action=show&id=product_11:9&caption=new
を利用しました。
地図アプリは、
・GPX Viewer(※これは海外でも使用していて、1月のイギリス・SPINE RACEや昨年のトルデジアン試走時も使用しました。)
・YAMAP(※特に生駒エリアや高島トレイルの地図の予備としてあらかじめ地図をダウンロードしておきました。)
・山と高原地図アプリ版(※紙地図と同じものをアプリでもダウンロードしておきました。)
やはりこうやって未知のトレイルを進むのに、事前に地図を調べながら、
トレイルに想いをめぐらせたり、装備を考えたりするのはとても面白い。
毎回できるものではありませんが、あらためて今回このような貴重な経験の場をつくってくれた仲間に感謝です。
1 コメント
大変、参考になります!