2019年のベストウェア・ギア・アクセサリ。
■ピーク ドライシェル(mont・bell 185g)
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1128632
KLTRの装備一覧でも紹介した、
ゴアテックス シェイクドライのレインウェアです。
メンブレンの裏表が逆でとにかく雨をよく弾くので、
長時間雨に打たれても中に浸水することがありません。
他の3レイヤーのレインウェアは、
どうしても1日中雨に打たれると染みてくるのですが、
シェイクドライという仕組みは本当に素晴らしいです。
このウェアのすばらしいのは、
日本人の体型に合っているというのが大きいです。
シェイクドライのウェアは海外サイズのものが多く、
細身のものが多いためなかなか合わず、
カラダの動きも制限されがちですがこのモデルは違います。
シェイクドライは耐久性に難があるとも言われますが、
OMMやバリエーションルートのようなヤブこぎ、岩場などでひっかけたりしなければ問題ないと思います。
KLTRやTor des Glaciersでも長時間使用しましたが、
未だに傷やザックとの擦れはほとんどなく浸水もありません。
軽量で透湿性も高いため、防寒という意味では弱いので、
このウェアに関しては防水と防寒は区別した上で、
ベースレイヤーは少し暖かめのものをチョイスするのがオススメです。
ちなみに程良い大きさの胸ポケットが1つあるのが使いやすく、
BUFFやグローブ、ケータイをさっと入れられるのがいいです。
あと、シェイクドライの中ではお値段がリーズナブルなのも魅力。
これはファストパッキング、トレイルランニングの新しいスタンダードになると思います。
■NEOAIR UBERLITE(Therm-a-Rest 170g)
https://www.e-mot.co.jp/therm-a-rest/product.asp?id=619
こちらも何度か紹介した超軽量のエアーマット。
そして何よりもコンパクトです。
エアーマットというと缶のように丸めてパッキングするイメージだと思いますが、
これは本当に薄くてコンパクトなので、
平たいシート状でザックの隙間に入れ込むことができます。
暖かさはほどほど、1桁台後半ぐらいまでなら快適に寝られます。
生地がかなり薄いので少し丁寧に扱う必要はありますが、
かなり力をかけても大丈夫で今までパンクしたことはありません。
当然エアーなので寝心地はクローズドセルのマットより快適です。
また、今まではクローズドセルのマットを収納代わりでザックの背面パッドに使用していましたが、
このマットにしてから背面パッドは入れなくなりました。
なのでザックの容量を少し落とすこともできます。
ザック重量の純増という意味では100gちょっと。
それでこの快適性が得られるのなら最高です。
■メリノウールグローブ(RxL 25g)
https://shop.rxl.jp/shop/item_detail?item_id=2572295
今年の最後に自分的に一番ヒットしたのがこれ。
ランニングのメーカーとは思えないクオリティの高さに脱帽です。
これは明らかにアウトドアブランドのグローブを超えています。
従来モデルよりも丈が1.5cm長くなっていて全く別物になっています。
この薄さでこの暖かさは本当にビックリ。
当然調湿性に優れているので、レイヤリングしても汗をかきにくい。
薄いのでレイヤリングもしやすく、1層目がfinetrackのパワーメッシュインナーグローブ、
2層目がこれ、3層目が今シーズン出たTEMRES 02 winter(LLサイズ https://www.showaglove.co.jp/special/temres/)できつくなくフィット。
この組み合わせで防水性はもちろん、防寒性も問題なく、マイナス10度くらいまでなら対応可。
汗をかきそうになっても蒸れないのでビショビショにならない。
これからの季節、雪山用にもインナーグローブとして重宝しそうです。
そしてコスパが抜群というのもオススメ要因の一つ。
他にもたくさんいいものが出た2019年でした。
2020年もまたどんなものが出てくるのか、楽しみです。