ようやく今シーズン初の南アへ。
土曜日は黒戸尾根からまずは甲斐駒ヶ岳へ。
七丈小屋が再開したこともあってかけっこう人がいます。
1500mあたりからガスり急に涼しく。
七丈小屋では去年仙丈ヶ岳でお会いした方に偶然パッタリ。
トレイルランナーもちらほらいました。
今日は長丁場なのでペースは抑え3時間半で山頂へ。
ここから今日は誰にも会わず。
双児山経由で北沢峠へ、倒木はほとんどなく、
枝が多少落ちてますが問題ありません。
この時期いつもなら登ってくる人がたくさんいるのですが、
仙流荘からのバスが今年は無いので本当に誰もいませんでした。
北沢峠は静寂、小屋はお休み、トイレも使えません。
テン場方面で水を汲み仙丈ヶ岳へ。
水をとる量が少なかったのと、
久しぶりの3000mにまだ馴れていないのか頭が少し重く、
軽い高山病っぽいのでペースは抑え目。
この時期雪渓が残っている小仙丈手前はほんの少しだけ。
山頂はガスガス。仙丈小屋もお休みです。
仙塩尾根を熊ノ平へ。
トレイル上に雪はほとんど無く、サクサクと進みます。
樹林帯に入ってからの倒木が心配だったのですが、
昨年の台風の後に整備が入っていて、
倒木がかなり処理されていました。
だいぶ3000mにも馴化し、野呂川越には1時間50分。
三峰岳までも調子良く1時間20分。
三峰岳までも倒木は整備されていて歩きやすいです。
2750m付近に少し嫌らしい雪渓が残っていました。
熊ノ平にはトータル11時間で到着。
もちろん誰もいません。
熊ノ平小屋も今年はお休みです。
水はとれました。
翌朝はガスったり晴れ間が見えたりと昨日と同じ。
久しぶりに長時間行動したせいかだいぶ疲れているのでゆっくり。
間ノ岳からは塩見岳がキレイに見えました。
北岳への途中で甲斐駒以来の登山者と会いました。
北岳山荘も今年はお休みです。水もありません。
やっぱり軽い高山病っぽくペースはゆっくりで水多め。
3200mの北岳山頂はこの時だけガスがとれました。
この空気の薄さ、いいです。
肩の小屋方面へ、肩の小屋もお休みです。
白根御池ではなく二俣経由で広河原には4時間半。
橋のところで登山者2人に会いましたが本当に人がいません。
さぁあとは甲斐駒に登り返して戻るだけです。
11時間半で無事黒戸尾根登山口へ。
今年の南アは営業小屋がほとんど無く、
小屋の方が引いてくださっている水場も少なめです。
今年南アに入れる方は、コースも熟知していて、
水場の状況を知っていて、テントや食糧を担いでも動き回れる、
本当に力がある方だけかもしれません。
その分今年の南アは、例年以上に静かな山行を楽しめるかもしれません。
よく調べて、必要な装備を準備をして、体調を万全にして、
安全に山を楽しめるといいですね。