2021-2022雪山シーズンインは毎年恒例の仙丈ヶ岳。
柏木駐車場は今年になり駐車台数が少し増えたのですが残り2台のところに滑り込み。
柏木登山口を9時過ぎにスタート。
食料と予備のウェアが1泊2日分なのを除けばほぼ厳冬期フル装備。
12kgはやはり重いのですが、ここ最近はトレラン寄りのファストパッキングがメインだったため早歩きになってしまいます。
1,650mあたりから雪が出始め、1,900mの林道まで1時間ちょっと。まずまず、というかちょっと早い。
1,950mあたりで男女2人組をパス。
2,000m付近の林道は足首ぐらいまで積もっていましたがトレランシューズで進みます。
今回RxLのWILD WOOL参でいきましたが、これが予想以上に防寒性能が高く冷えを感じない。
シューズが雪に埋まっても問題なし。濡れによる冷えも予想以上に無くビックリ。
松峰小屋分岐には2時間20分で到着。ここでハードシェルパンツや冬靴、スパッツに換装です。
https://shop.rxl.jp/collections/mws1001-3/products/mws1003?variant=40683049320631
積雪10cmぐらいだったのが少しずつ増えていきますが、トレースがあるので割とスムーズに進みます。
下山してくる人2人とすれ違い。新雪を楽しまれたようです。
2,200m付近で男性2人組をパス、仙丈小屋予定だったものの思ったより長いとのことで途中でテン泊とのこと。
地蔵尾根はテン泊適地が何か所かあり冬は1日目にテン泊し、2日目に軽い荷物で頂上をピストンして下山する方が多いです。
2,650m付近は直登ではなくトラバース気味にトレースがついていたのでお借りしつつも慎重に。
本当は直登してからトラバースするのが正解です。
稜線は風がほとんどなく晴れ。仙丈ブルー。
前に2人組が見え少しずつ距離が縮まっていき山頂直前でパス。男女の2人組。
6時間弱で到着、雪がそこそこついていてシーズン1登目としては早いぐらい。
山頂からは富士山、白峰三山、甲斐駒、塩見岳方面がくっきり。来てよかった。
陽が傾いてきたので早めに仙丈小屋へ。
トレースがあり先客は男女2人組。山頂にいたお二人含め、みなさん1日で地蔵尾根をハイクアップはすごい。
けっこう内転筋やハムが攣り気味でやっぱり厳冬期装備は重い。ペース配分が難しいです。
新調したTOAKSの1,100mlのポットを使って雪を融かして水づくり。
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ビバークレーションを食べ、熱々のスープをのみホッと一息。
今回はNANGAのLEVEL 8を試すのが一番の目的。
早起きだったので早々に眠くなり18時ごろにはシュラフの中へ。
LEVEL 8、ものすごく暖かいです。朝はマイナス5度まで下がりましたが暑いくらい。
朝起きた後あえて水をこぼしてみたりしましたが撥水性能もさすがのもの。
これは雪山の長期縦走で大活躍しそうです。
少し暗い6時前に出発、トレースが薄くなっており、アイゼン・ピッケルの基本動作確認に絶好のコンディション。
基本のステップ、上り下り、斜め・サイドのステップなどを繰り返してから下山開始。
仙丈直下は風が強めですがトレーニングにもいい場所です。
下り始めると昨日パスした2人組2組と続けざまにすれ違います。
あとは淡々と下るだけ。2.000m付近で林道に出てスノーシューの動作確認も40分ほど。
柏木登山口には11時に下山。無事降りられてホッと一息。
今シーズンも安全第一で。