2年ほど前、Amebaにブログを書いてた頃、トレイルランナーあるある的な記事を遊びで書いたら予想外に反響が大きかった。
今読み返してみると、その当時の流行りが色濃く反映されていて、すでに違和感があることもちらほら。
その後、彼ら彼女らはどうなったのでしょうか….以下、妄想です。
1.「まだまだいくよ、俺(私)」でもB2Bで故障する
あれから歳月は流れ、己の肉体も次第に変化してくる。Back to back、2日連続の長距離走で腱を痛める。1日で一度に超長距離走を行う練習は、身体への負担が大きいため、1日目の強度の高いトレーニングの翌日に、重い脚で2日目にもある程度の強度で体を動かし、2日に分けて耐疲労性を養うというもの。故障リスクを避けるためのB2Bが故障の原因になってしまう。 身体のケアを大切に。それとご家族との時間や、他の趣味があればそちらも大切に。その幅がきっとあなたを強くする(かも?)
2. 「俺、スカイだから」
あの当時はNHKとDVDの影響で、トレイルランニング=ロングレースという図式になってしまった。あるいはウルトラトレイルが日本人の粘着気質というか、諦めない真面目な性格にフィットしたのでしょう。今、SNSで様々な動画が配信され、スカイランニングの魅力が伝えられている。若く身体能力の高い人は、こちらを先に経験したほうが、その後の幅も広がるように思える。幻覚を見ることは、もう自慢話じゃない(笑)これからの自慢はZEGMA(リンク)で脚攣った ! (かな?)
3. ファストパックのUL化 は1日にしてならず。まずは「腹の脂肪をULせよ。」
レース以外で山に入るようになると、自分で山行計画を立て、山小屋泊、そしてテント、ツエルトを担いでの縦走も経験するようになる。そこで気づいてしまう。レースで表彰台や、ハセツネのように明確なタイム基準を目指してレースに出るのもいいけれど、レースよりもはるかに長い時間を山中で過ごし、自ら計画したルートを自らの(あるいはグループの)ペースで進むという本当の「自由」がそこにある。ただ、ランナーの真面目な気質からなのか、なんでも突き詰めようとしてしまうのが憎めないところ。下の歯ブラシは真面目なのか、冗談なのか、悩むところ。
軽量化されたファストパックは、なにを得て(スピードです)なにを犠牲に(安全マージンです)するか、そして自分はどういう状況でどこまでのリスクを許容できるかを問われ、途中でのプラン変更や撤退判断など、相応の経験が必要な登山形式なのです。その経験は1日にしてならず。まずは、荷物の100gより、お腹の1kgをULに!
4. 等高線に萌える変な奴(個人的には鞍部に萌えます)
何かのきっかけで、ロゲイニングに出ると「あ、俺、地図読めるじゃん」と誤解する。これはこの競技に誘う普及団体の罠なのか!? 次のステップで、街でのロゲから、山、森で行うロゲやオリエンテーリングを経験すると、いかに自分の読図能力がないかを思い知らされる。OMMがそのきっかけになって、もっと森をベースにしたロゲインイング、オリエンテーリングが普及すればとても楽しいのではと思うのです。地形を読み、歩測し(これ、ランナーの苦手なところ)、読図と自分のプランが一致した時の快感は、他の競技では味わえないもの。トレイルを外れるオリエンテーリングを経験すると、沢の難しさ、尾根への取り付き方、そして鞍部に萌えるという、これまた突っ込みどころ満載の変わった人種の出来上がり(笑)
そして、本来はシューズ1つあれば楽しめるスポーツかと思ったのに、色々とお金がかかりますな。ここは上手にバランスを取りたいところです。そんな、あるあるを面白く紹介した動画がこちら。セルフィーやストラーバ、レースベストといった話題が登場し、今の時勢を反映させています。
リンクはこちら( How to be a trail runner )
さて、あと2年後にまた同じテーマ記事でお会いしましょう。