もっと早く装備のことを書こうかと思ったのですが、山行計画を複数パターンで作成しており、自分がどこまでやるのか、できるのか、そして台風11号の天候リスクをどう考えるのか、前日まで考えました。そういう過程を経て、選択した装備なのですが、たぶん、リストとしてならべるとただのアイテムの羅列ですね。私レベルの経験でもわかるのは、人の装備をそっくり真似しても、快適なものではなく、やはり山行計画がまずあり、どんな天候で、それはどれぐらいの振れ幅で、(雨、防寒装備レベル)どれくらいの心拍感で(水、食糧の量)、どれぐらいの時間のビバークで(シェルターやシュラフ、マット類の選択)という、組み合わせのパズルを組んでの結果であるが故に、他人がリストを見てもピンとこないだろうなと感じました。あるいは、なぜここを削ってあそこは?というアンバランスさえ感じるかもしれません。人それぞれにこだわりがあったりと、こういった楽しみができるのはトレランレースではない分水嶺トレイルの良い点であり、自分は準備段階をしっかり楽しんだとも言えそうです。
ベースウエイト(シューズやウエア、スタート時に身につけるもの、持つものの重さ)=1473g
背負う重さ= 6217g (ザック、水、食糧込み、これがいわゆるウエイト)
一番肝心な重さ = 自分の重さ、1月末から半年かけて4kg減 ゆっくりかけて落としたので、リバウンドがない。
bunsuirei_装備 (リンクにリストあり)
悩んだ点
瑞牆山、信州峠〜飯森山を地形の見えない夜間に単独で通過するか否か。今回は試走とGPSの活用、1/25K地理院地図も用意して、夜間通過を予定している。
夜明けを待って関門時間前の朝立ちであれば、富士見平で長いビバークとなり、普段の山行装備に近いものとなる。この場合、寝具は透湿性のあるSOLエスケープビビイをシュラフ兼ザックの内側防水袋として使用、シート状のビビイをシェルターのフロア上に敷く。そこにエアピロー(枕)があってもいい。火気でゆっくり暖かいもの食べ、英気を養い、朝から速いペースで瑞牆を登りたい。一方、夜間にソロでこの区間を通過するのであれば、仮眠は1時間程ですので、透湿性のないSOLエマージェンシービビイにして、シートは無し。シュラフ代わりとしては結露が激しいのでダウンジャケットを着た場合、下半身だけ包る。防水袋は別途、ポリ袋を用意し、若干不安があるので、ダウンには別の防水袋で対応した。運動量と気温から火気は装備しないこととした。夜間走を前提とする大会ならではの考え方であって、普段のファストパックではやらないし、楽しくはないと思います。
他にも、台風11号の影響で、どこまでの雨量がどれぐらい続くのか? 装備面での取るべきリスクマージンはしっかり考えたのだから、これ以上は気にしても仕方がないだろう。沢の渡渉は荒れ気味だろうから、願わくば装備義務であるロープやカラビナを使わないことを祈るだけである。
それでは、清里、獅子岩で。
7/26 追記 : 大会後に装備の過不足等を評価しました。