華やかな舞台裏では、必ず額に汗して働く人たちがいる。どんなイベントでも、社会でもそれは同じこと。自分がここ数年ゲストスタッフとしてお手伝いをしている八ヶ岳スリーピークスから、今年の印象的なショットをいくつかご紹介します。そう言えば、MMA渋井さんも分岐誘導されていましたね。

私の任務は天女山、天のが原エイドから三ツ頭山頂までの稜線をパトロール。登山者との接触を避けるため、必要な場合はランナーに待ってもらったり、登山者とのコミュニーションも心がける。医療マーシャルと連携しての、けが人への対応も任務。この2,000mから2,500m付近を往復巡回する。毎年けが人がでるポイントだったが、今年はゼロ。なにごとも起こらない年もあれば、対応に追われる年もある。

山の気象は気まぐれだ。時折、編笠山が顔を出す。心配されていた雨による低体温症は発生せず、むしろ丁度良い気温だったのではないだろうか。ワンパック38Kは後半のランナーもしっかりしており、全体のレベルの底上げも感じられた。

霧が濃くなった。樹林限界を超えた地点では、マーカーを地面に施したが、ランナーがすーっと地形に沿って谷へ向かわないか心配になり、Emmaちゃんとうさぎくんが待機していた。ここが一番気温が低いポイントだった。