8月上旬に2泊3日(前泊入れると3泊4日)で飯豊連峰縦走路を歩いてきた。
福島・山形・新潟の県境に位置する飯豊連峰は、最高峰の大日岳(2128m)をはじめ、飯豊山(2105m)、北股岳(2025m)、烏帽子岳(2017m)など2000m級の山々が南北20kmも連なる大山塊だ。日本百名山。
今回の旅の目的は飯豊連峰全山縦走。南下コースか北上コースか?アクセス等を何度も検討した。
福島県喜多方市山都町の川入登山口からの南下コースを選択。
川入登山口〜飯豊山〜大日岳〜北端の杁差岳へと辿り、北側の登山口となる大石ダムから、越後下関駅まで歩くことした。
川入登山口から「桂の関温泉ゆ~む」をゴールとした約65kmのロングトレイル。累積標高D+3,769m、累積標高D-4,152m、コースタイムの約80%で、計22時間14分。
飯豊連峰は豪雪の山。谷は深く、山は急峻。どのルートでも登山口までのアプローチが遠く、稜線までは険しい登りとなる。稜線まで登ってしまえば、穏やかな稜線が待っていた。雪田が残る景色のなかに見事なお花畑がどこまでも続く。穏やかさと厳しさと豊かさの織りなすさまが飯豊連峰の魅力であった。
【備忘録】
DAY0:東京駅〜東北新幹線〜郡山駅〜磐越西線〜会津若松駅(ホテル泊)
DAY1:会津若松駅〜磐越西線〜山都駅〜飯豊山登山アクセスバス〜川入バス停〜御沢野野営場〜笹平〜三国山〜種蒔山〜切合小屋(テント泊、1,000円)
DAY2:切合小屋〜飯豊山〜御西岳〜大日岳〜烏帽子岳〜北股岳〜門内岳〜地神山〜頼母木小屋(雨のため避難小屋泊2,000円へ変更)
DAY3:頼母木小屋〜大石山〜朳差岳〜前朳差岳〜大石ダム〜道の駅 関川併設の温泉施設・桂の関温泉ゆ~む〜越後下関駅〜米坂線代行バス〜坂町駅〜羽越本線〜新潟駅〜上越新幹線〜東京駅