今年のGWは土日のみお休み、ロングトレイルに行きたかったけどまた次の機会に。
昨年の5月ごろ始め、今年の2月からはトルデジアン(TDG)に特化したトレーニングということで、
登山口とピークを何度か往復するトレーニングを増やしています。
トランスジャパンアルプスレース(TJAR)とTDGの一番大きな違いがここにあって、
TJARは、北・中央・南アルプスとも、一度3,000mまで上がってしまえば、
後は2,500mぐらいまでの間を小さくアップダウンを繰り返しながら数十キロを進みます。
TDGは、標高差1,300m前後を登って下って、また登って下って…を10回以上繰り返します。
登りの練習は平日にジムのトレッドミルでもできるのと、
細かなアップダウンの練習は、まさに土日1泊2日のファストパッキング(登山口から稜線に上がって標高の高いテン場で泊まって翌日下山)でできます。
ファストパッキングの延長線上にTJARがあるのは、まさに「行程、コースが似ているから」だと思っています。
だからファストパッキングを楽しむこと=TJARのためのトレーニング、に自然となってきました。
TDGのための練習をしようとすると、同じ日に「登りと下り」を両方やる必要があります。
・TDGは平均標高が軽く2,000mを超えているので、なるべく高い標高のエリア
・ほぼ「登りっぱなし」「下りっぱなし」で標高差がとれるところ
・斜度は20%前後のところ(昨年TDGのコースを試走したときは、登山口から『19%』という時計の表示を何度も見ました)
・TDGのように「下りやすい、ある程度走れる」ところ
・できればTDGのように「斜め」なトレイル(階段や段差ではなく)
…と盛りだくさんの条件を考えることになります。
東京から行ける範囲でということで落ち着いたのが、以下の4つです。
(以下は水平距離、標高差、傾斜です。沿面距離ではありません)
1.櫛形山(2,052m)
・中尾根(5.5km、D±1,170m、21.3%)、南尾根(4.5km、D±1,150m、25.6%)、北尾根(4.7km、D±1,100m、23.4%)
・南尾根の下りは極上のトレイルで下りやすい、中尾根もよく整備されている、北尾根は登りがオススメ
・トレイルが「斜め」、中尾根と南尾根の分岐に水場がある、フラットなところがほとんど無い
・裸山からの南アルプス白峰三山の景色が素晴らしい
・中央道の甲府南インターから30分ちょっと
2.三ツ頭(スリーピークス、2,580m)
・天女山の下の登山口から(5.1km、D±1,200m、23.5%)、鐘掛松から(4.7km、D±1,250m、26.6%)
・どちらもよく整備されているのと、スリーピークス八ヶ岳トレイルが近づくにつれさらに歩き走りやすくなる
・フラットなところがほとんど無い、標高が高いのにアクセスしやすい
・ピークからの赤岳、権現岳の景色が素晴らしい、南ア・中ア・御嶽・乗鞍・富士山もバッチリ見える
・中央道の長坂インターから20分
3.鳳凰山薬師岳(2,780m)
・夜叉神の森から(9.5km、D±1,450m、15.3%→途中フラットな区間があるため実際は19%ぐらいが多い)
・とてもよく整備されていて、程よい傾斜なのでストックワークのいい練習になる
・杖立峠の先と苺平から南御室小屋まで少し下るので距離が長め、南御室小屋に水場あり
・ピークからの白峰三山、仙丈ヶ岳、観音岳、富士山の姿が素晴らしい
・中央道の甲府昭和インターから45分
4.富士山吉田口登山道、精進湖口登山道(約2,300m)
・吉田口(中の茶屋から佐藤小屋まで7.5km、D±1,100m、14.7%)、精進湖口(17km、D±1,400m、8.3%)
・みなさんよくご存じだと思いますので詳細は割愛しますが、どちらも少し長めの緩い下りの練習に重宝してます
標高差だけなら他にもたくさんいい山はあるのですが、
距離、傾斜、歩き走りやすさ、標高、そして何よりも景色!
これらを揃えるとなるとなんだか山梨に集中するなぁというのが実感です。
TDGまであと4か月、地味な練習を楽しめるよう、エリアを変えながら準備していきます。
2 コメント
クッチーさんの下準備の厚さ、熱心さにいつも驚きます。
トルデジアン完走出来ますように!
みみかさんありがとうございまーす!
今シーズンも八ヶ岳や南アにはとってもお世話になりそうです、引き続きよろしくお願いします!