毎年秋に一度は行くことにしている奥秩父縦走路スルーハイク。
今年は少し遅くなってしまったけど雪が降る前に。
土曜日は中野駅4時25分発の始発で奥多摩駅には6時25分着。
電車で動くときにこの電車は重宝してます。新宿始発だとこれより1時間遅くなります。
3日分の行動食と2日分の食糧を背負うと8.5kgとさすがに重い。
石尾根まで汗をかきながらハイクアップすると富士山がくっきり。
夏だとここまでキレイには見えないので、冬が近づいているのを実感。
雲取山に近付いてもこの日はそんなにハイカーが多くない。
もともと天気予報が良くなかったのが、たまたま良い方に変わったからかな。
雲取山からはいつもの稜線がキレイ。
飛龍山までは笹がかなり茂っていて足下が見えにくい。
倒木もけっこうあるので思ったより時間がかかりました。
将監峠まではほぼ問題なし。水場で補給し笠取山へ。
ここで雲取山以来のハイカーの方にお二人会う。
唐松尾山への途中の崩壊地が整備されていました。
この区間はかなり倒木が多く、秋の台風の影響でしょうか。
けっこう時間がかかりました。
笠取山からは雁坂嶺や甲武信も。
荷物が重いこともありけっこう時間がかかったので雁坂小屋でドームシェルター泊。
2日目は3時過ぎにスタート、ガスが出ていて見にくいので甲武信まではゆっくり。
甲武信から国師に向かう最初で夜が明け、少しずつガスもとれてくる。
この区間はもともと倒木が多いのですが、やはり台風の影響かいつもの3倍くらい倒木がありました。
雪が積もると通れなさそうな場所も多く、今年の冬のこのルートは厳しそうです。
国師ヶ岳に着くと白と土のコントラストがキレイ。
道標だけ見ると真冬です。
大弛峠から朝日岳に向かうとハイカーの方がたくさん。
今年はまだ牧丘からの林道が冬季通行止になっていないので、車で来ている方がたくさんいました。
朝日岳からは遠くに南アルプスも。
金峰山が近付いてくると風も収まってきて暖かく。
厳冬期の金峰山は風が強いのですが、この時期はまだ穏やか。
金峰山からは八ヶ岳がくっきり。
金峰山からは淡々と下り、分水嶺トレイルの小川山方面には行かず。
瑞牆山荘には12時半前に到着。
D-250mのロードを5km走り、
信州峠へのD+300mのロードを3km歩けば横尾山登山口到着。
横尾山まではトレイルも明瞭、最後は激登りなので要注意。
ここからは破線ルート、それほど難しくはないけど、
笹やすすきが茂り長袖ロングパンツ必携です。
そしてこれでもかという急登が何度も繰り返すので、
心づもりをしておくと全然違います。
あとマーキングが細かくあるので見逃さないように注意。
信州峠から2時間45分で飯盛山到着、明るいうちで良かった。
ここから平沢登山口までは緩やかな段々と土のトレイルで走りやすい。
なんとかライトを使わず下山。
本当は明日八ヶ岳に行きたかったけど、雪予報のため断念。
清里駅まで歩き電車で帰途へ。
89km、D+7800m、奥秩父縦走路はキツいですが、
本当にファストパッキング向きのロングトレイルです。