なかなかコロナが収まりませんがみなさんいかがお過ごしでしょうか。
コロナのほかにも仕事で少しバタバタしたり、
今週は雨、先週は雪予報、先々週も半ばに関東だけでなく山梨や長野の平野部でも雪もあって遠出がしにくく、
ブログも書きづらいのですが、こんな時なので近場の里山を走っています。
2022年初の投稿はギアレビューになりました。
まずはPERTEX EQUILIBRIUMから。
■MMA PERTEX® Packable Wind Anorak 178g(実測)
■MMA PERTEX® Packable Wind Pants 127g(実測)
機能や詳細は渋井さんのブログをぜひご覧いただきたいのですが、
PERTEXという素材は実はPOLARTECのように様々な種類があります。
おそらくPERTEXや、PERTEX SHIELDのイメージ(=軽量のウィンドシェル・レインウェア)をお持ちの方が多いと思うのですが、
今回のPERTEX EQUILIBRIUMは少し違います。
軽いのはSHIELDと同じですが、通気性が高く、汗の渇きが早いです。(※防水性はありません。)
汗をかいてもベタついたりせず、生地もほんの少し伸縮性があるのでかなり激しい動きにもついてきてくれます。
この2か月は一番寒い時期だったので、さすがにマイナス3度、5度となると、
ベースレイヤーとメッシュレイヤーを着ても寒いなと思うことがありましたが、
このウェアは0度より暖かい春・秋や、夏のアルプスの朝に活躍しそうです。
また、MMAの特徴でもありファストパッキングで重宝する部分として、
つくりが「ゆったり」しているというのがあります。
春・秋でも2,000mオーバーだと朝晩は氷点下に下がることがあり、
ベースレイヤーやインサレーションを着込むのですが、
トレイルランニングのウィンドシェルや、軽量のレインウェアはかなりタイトにつくられていて、
重ね着したときに動きにくいと感じることがあります。
アノラックだけでなくパンツも少しゆったり作られているので、
特に3シーズンの冷える朝晩で使いたいと考えています。
アノラックですが、実はおなかの部分のポケットがとても使いやすいです。
チェストベルトとウエストベルトの間に来るので、
特にファストパッキングで、補給食やネックウォーマーなどを入れるのにジャストフィットです。
パンツは、裾がジッパーではなくボタンになっていて、
厚底でないシューズならばそのまま脱ぎ履きができます。
(HOKAのZINAL27.0cmで辛うじて、シューズを脱がずに済みます。)
■RxL メリノアームウォーマー
旧モデル(左)から4cm長くなったこのメリノアームウォーマー(右)、
かなり使い込んで洗濯も15回以上し、見た目の長さは旧モデルとほとんど変わらなくなりましたが、
つけてみるとその差は歴然です。
何よりも、アームウォーマーを手首部分にして、
ウォーマーの上に腕時計をして、ウォッチホールのついたグローブをしても、
三角筋までしっかりとカバーしてくれます。
旧モデルはこれをすると半袖Tシャツとアームウォーマーの間で素肌が出てしまい少し寒かったのですが、
新モデルは暖かく走ることができます。
新モデルの方が長さだけでなく、伸縮性も高いです。
また、旧モデルは肩の方が少し膨らんでいて、ずり落ちないような工夫がされていたのですが、
少し締め付けられる感じもありました。
新モデルはこの締め付けがほとんどなく、にもかかわらずずり落ちないためとても快適です。
旧モデルから13g軽量化されていますが、保温性が落ちたということは感じず、
もちろんメリノウールなので汗冷えもそれほどせず、とても快適です。
トレイルランニングやファストパッキングだけでなく、
本当に寒い雪山の日は、メッシュレイヤ→これ→ベースレイヤーと組み合わせて使用しています。
■メリノウールベースレイヤーあれこれ
●Smartwool メリノ250ベースレイヤー1/4ジップ 271g
●Föhn メリノ長袖ジップベースレイヤー (250) 267g
●ワークマン MERINO WOOL 長袖丸首シャツ(※薄手150) 169g
ワークマンのメリノウール(一応スーパーファインメリノの100%で1,900円という破格のお値段)がいろいろなところで取り上げられていますが、
YouTubeなどで検索していただければいろいろな紹介動画が出てきますので詳細はそちらへ。
里山トレランやロードバイクのベースレイヤーぐらいであれば十分暖かいですよ。
普段着でも、レーヨンの入っている各社のものよりもずっといいです。着心地もいいです。
私がここ数年来雪山で使用しているのはSmartwoolの250長袖、4分の1ジップというのがポイントです。
Smartwoolなので暖かさは申し分無し。厳冬期のベースレイヤーとして重宝しています。(※晩秋でも行動すると少し暑いぐらいです。)
これはジッパーがついていて、ハイクアップやラッセルしているときにもすぐにジッパーを開けて換気ができるので、
雪山登山にとても向いています。シルエットはタイトすぎず、伸縮性もあるため動きやすいです。
スリーピークス八ヶ岳トレイルのスタッフで6月の2,500mに長時間滞在するときにも着るような、
鉄板・間違いのないものです。もちろん、お値段も相応です。
ただ、もう少しリーズナブルでガンガン使いたいものも欲しい。
ということで、Wiggleという海外通販サイトが出している「Föhn」というブランドのメリノを今シーズン使用しています。
厚さはSmartwoolと変わらない感じで、重さもほぼ一緒。
ジッパーの部分が少し固めの生地になっていて襟が立つ感じ。
同じくWiggleの「dhb」は袖や裾の後ろ側が長くサイクリスト向きですが、
こちらは登山向き。保温性はSmartwoolとそれほど変わらない感じです。
タイト過ぎず、動きやすいのがいいです。
そんなこんなでこの冬もいろいろと試していますが、
新しいものをいただいたので紹介。
MMA POLARTEC®︎ Alpha Quilting Pants
POLARTEC ALRHAのパンツを作られてしまう渋井さん本当にリスペクトです。
ALPHAのジャケットは多くのマスプロダクトから出ていますが、
パンツは… 見たことがありません。これは… 雪山にめちゃくちゃ合いそうです。
ALPHAは行動しているとかなり暖かくなりますが、汗冷えがそれほどせず乾きがそこそこ早いので雪山に向いています。
そしてトレランの方は注目の、
MMA DUSTY V2
今年もしイタリアに行ければ、Tor des Glacielでぜひ使ってみたいです。
MMAのトップページにも画像が出ていますが、
生地が丈夫でストックが両ポケットに縦差しできるのがとてもいいです。
これから使い込んでみます。
3月には雪山に行けるようになりそうですね。