2019年以来の信越トレイルスルーハイク1泊2日約105km。
2021年9月にJR飯山線の森宮野原駅から苗場山までが延長され、
一度行ってみたいと思っていました。
前回は森宮野原駅→斑尾山で東から西、今回は逆走で西から東へ。
1日目はアクセスを考えて妙高高原駅を6時半にスタート。
信越高原トレイルという林道から袴岳の手前で信越トレイルに合流。
霧雨が降ったりやんだりでサーフェスはマディ。
荷物は丸2日分で8kgと重めで滑ります。
赤池も静かでした。

妙高高原駅

林道歩き

ここで信越トレイルに合流

赤池
ここからはなだらかなアップダウンがありつつも走りやすいトレイル。
沼の原湿原は木道が整備されています。
希望湖の前後も歩き走りやすく気持ちいいトレイルを進みます。
涌井新池からは樹林帯を抜け下りの林道、少しずつ日差しも出始めました。

沼の原湿原

希望湖

涌井新池後の林道

涌井
涌井からは登り基調もそれほど急ではなく、歩いたり走ったり。
富倉峠からは東側の眺めがキレイです。
その後もなだらかなアップダウンを繰り返しながら気持ちよく進みます。
桂池には11時45分ごろ到着して小休止、青空も少し見えてきました。
桂池のテントサイトは前回利用したところで、
標高高めで少し寒いですが、とても静かで景色がいいです。

富倉峠

気持ちいいトレイル

桂池

紅葉までもう少し
今回『山と高原地図』のアプリを利用しました。
「妙高・戸隠・雨飾」の中に、昔は無かった「斑尾山・信越トレイル南部」「信越トレイル北部」が追加されています。
ここで「信越トレイル北部」に地図を切り替えます。
ここから森宮野原駅までは、一気に急登のアップダウンに変わります。
仏ヶ峰登山口のスキー場手前から徐々に急になり、まずはゲレンデの直登。
その後は登り基調の稜線・灌木帯歩きで時間がかかります。

仏ヶ峰登山口

稜線の灌木帯

黒倉山
コースタイムは甘めの設定で30%台がけっこう出るのですが、
木の根や倒木をまたいだりすることが多く、
あまり走れないため距離は稼げず時間がかかります。
関田峠の前後ではグループのハイカーの方が多く、
送迎の車やガイドさんもいらっしゃいました。
牧峠の手前ではコース整備をされているグループの方もいらっしゃり、
気持ちよく歩かせていただけることに感謝です。

関田峠

牧峠
スリッピーなアップダウンで最後は少し時間がかかりましたが、
ヘッドライトをつけて1時間ほど進んだ18時半ごろに野々海高原のテントサイトに到着し一安心。
約59km、D+3,500m、12時間。
静かなテントサイトにツェルトを張り、机があり天気も悪くないので屋外でお湯を沸かし食事。
キャンプ場のような水場もあり、蛇口をひねれば水が出るのがありがたいです。
今回浄水は、Hydrapakの42mmフィルターキャップを使用し、通常のドリンクのフラスクを兼用しました。
海外のYoutubeのトレッキング動画でもよく見るようになってきましたね。

テントサイトの水場

テントサイトの机

テントサイト
20時ごろに就寝し、早起きしたためかよく眠り翌朝起きたのは5時前。
それほど寒くならず結露でツェルトはビショビショ、久しぶりのこの感覚。
6時前に出発してスリッピーなトレイルを進むと天水山。
ここからは下りの走りやすいトレイルと、森宮野原駅手前は4kmほどロード。
国道まで降りると水場があります。国道沿いにコンビニもありますがここはスルー。

天水山

水場
ここからは未踏区間。まずは国道沿いのロードを進み、ここから河岸段丘を順番に上がっていきます。
まずは50mほどちょっと上がり、田んぼや畑の脇の農道・アスファルトをなだらかに登りながら進みます。
しばらく進むと1つ目の河岸段丘。標高差150mぐらいのトレイルをつづら折りで一気に登ります。
登りきると田んぼの脇へ出て、ここからは砂利道の農道を進みます。
これぞ日本のロングトレイル、といった感じ。

田んぼと畑の脇を進みます。

農道
その後はアスファルトに出て、登り基調のロードを進みます。
途中しばらくの間は牧場の間のロードを進み、ここは北海道か? と思うような景色を進みます。
地味に傾斜があり、重めの荷物でちょうど走れるか走れないかぐらいの道を歩いたり走ったりします。
森宮野原駅が標高250mぐらいで、結束集落手前が950mなので地味に登り続けていく感じです。
このあたりで『山と高原地図』が「谷川岳・苗場山・武尊山」に変わります。
結束集落まで一気に下りると、見倉橋は観光名所で人が多めです。

牧場の脇を進みます。

林道

見倉橋
谷からまた急登の登り返しで県道に出ると、
ここからはトラバースのトレイルとロードの繰り返しです。
そこまで歩きにくくはなく歩いたり走ったり。
大赤沢には12時ちょうどぐらいに到着。
ここからも国道脇のトレイルをトラバースして小赤沢へ。

トラバースのトレイル
最後は苗場山登山で詳細は割愛しますが、
苗場山は山頂に山小屋があるので、午後出発の泊まりの登山者の方がけっこういます。
2人組のトレイルランナーもいました。山頂周辺は山小屋泊の方がのんびりされて賑わっていました。
小赤沢12:45、3合目駐車場13:40、頂上15:10、小赤沢へ下山したのが17時過ぎ。
どこかでビバークも考えたのですが、今日中に帰りたかったので大赤沢まで走ってタクシーで津南駅へワープ。
大赤沢まで約59km、D+3,000m、11時間半。
津南駅は駅舎内に日帰り入浴があり600円。
19時半の電車で豊野駅まで行き、乗り換えて妙高高原駅着が22時前。

苗場山山頂
信越トレイル、1泊2日はかなり、体力だけでなくアクセスもハードル高めですが、
前泊+2泊3日又は3泊4日だとトレイルランナーの方にはちょうどいいかもしれません。
そして、東から西に進むのがやはりおススメです。
■東から西のよいところ
○フレッシュな状態で苗場山に登れる。
○苗場山下山後から森宮野原駅まで下り基調で歩いたり走ったりしやすい。(※逆走はロードの登り)
○桂池から斑尾山登山口まで最後走りやすい。
○ゴール後のアクセスが簡単(※斑尾山から飯山駅までバスあり。約7km走れば妙高高原駅にも行きやすい。苗場山は午後・夕方の下山後が大変)。
■2泊3日の場合
前泊:津南駅からデマンド交通「秋山郷線」で和山温泉ほか秋山郷に泊
1日目:秋山郷→苗場山→小赤沢→結束(かたくりの宿テントサイト)
2日目:結束→森宮野原駅→光ヶ原高原キャンプ場
3日目:光ヶ原高原キャンプ場→斑尾山→下山後バスで飯山駅へ
■3泊4日の場合
前泊:津南駅からデマンド交通「秋山郷線」で和山温泉ほか秋山郷に泊
1日目:秋山郷→苗場山→小赤沢→結束(かたくりの宿テントサイト)
2日目:結束→森宮野原駅→野々海高原キャンプ場
3日目:野々海高原キャンプ場→桂池テントサイト
4日目:桂池テントサイト→斑尾山→下山後バスで飯山駅へ
今回は天気予報が暖かめで、泊まる標高も1,000mぐらいだったので初秋ぐらいの装備。
その中でも秀逸だったのがMMAのPOLARTEC®︎ Balaclava Hoodie。
Powerwoolはファストパッキングぐらいの運動量に本当にちょうど良く、朝夕はこれだとストレスフリー。
テントサイトではフードをかぶれば防寒にもなり、
生地も厚すぎず、ベースレイヤーとしてちょうどいいです。
マスプロダクトのアウトドアメーカーのものは裁断・縫製のせいか動きが制限されるものも多いのですが、
これは本当に動きやすく、行動中・テントサイトでもファストパッキングにベストなアイテムです。
今シーズンは諸事情で夏にアルプスでファストパッキングができませんでしたが、
ようやく一番したい山旅ができた感じです。
次はどこに行くかな。