6月に入り、トレイルランニングもハイシーズンとなり、毎週末毎に各地でレースが開催されるようになりましたね。そんな中、6月16日(日)に群馬県で開催されたSPA TRAILに参加してきた。MMA bloggerの方も数名参加されていたので、詳細は誰かに委ね、私は簡潔に記しておきたい。
SPA TRAILは、群馬県を代表する四万温泉から草津温泉までの六合の高原を舞台にした全長81.4kmのトレイルランニングレース。今回が記念すべき第一回目。
プロトレイルランナーの鏑木 毅、松本 大氏の二枚看板がプロデュースする話題のレースで、走れるコースとの前評判もあった。15時間と厳しい?制限時間が設定されており、事前のブリーフィングでも、「走れるコース」と何度も説明があり、有無を言わせず走らざるを得ない緊張感が走った。
実際は、六合の高原の豊かな自然の中、コースは変化に富みながらも走れる箇所も多く、15時間の制限時間も、男女合わせて669名出走で、時間内の完走者528名、完走率78.9%と、終わってみれば8割近い高い完走率を達成した。
ちなみに、私は今年初のトレイルレースだったので、結構真面目に走って、無事に13時間10分36秒で完走できました。
いくつか印象に残ったポイントを。
ありがたいことに1km毎に距離表示がある。要所で鏑木・松本両氏の熱いメッセージが書かれており、激励される。
足場の悪い笹薮を登り切ったあとに見えた野反湖の姿に思わず、ウァオ!と声がでた。この風景で中盤の疲れが吹っ飛んだ。
野反湖周辺は、どこかスイスを思わせるとても雰囲気の良いところで、湖畔のトレイルが最高!
余談だが、湖畔にあった野反湖キャンプ場は本当に気持ちいいキャンプ場でお勧め。
48km過ぎ、コース最高地点の弁天山(1650m)ではスカイビューが。
67km?地点付近の草原。北米的な雰囲気でここも気持ち良かったなあ。
このレースの魅力は、変化に富んだコースを辿るだけではない。レース前後の時間の過ごし方、つまり交通機関を使った移動から、温泉、飲食、宿泊などのアクティビティ、地域住民との触れ合いなどの旅を構成する要素も大きな魅力である。レースをメインとしながらも、旅というテーマでレースが高度にオーガナイズされていたことで、本当に素晴らしいイベントとなっていたと思う。
四万も草津も古くから続く温泉地として、数多くの旅人を受け入れ、癒してきた長い歴史がある。レース関係者の皆さんが、ランナーをやさしく、温かく受け入れてくれたのも、その歴史があってのことであろう。自然の素晴らしさに加えて、心あるおもてなしのお陰で、一連の旅がとても充実したものとなりました。今後、このSPA TRAILが日本を代表するトレイルレースとなり、数多くの人たちがこの地を訪れ、地域住民と共に発展していく姿を期待しています。よりたくさんの方にお勧めできる本当に素晴らしいレースでした!
2 コメント
神山さん、お疲れ様でした。まさに『旅』という言葉がふさわしい、いい大会でした。
みなとん?こみなとん?あ、やっと分かりました。SPA TRAIL、本当にお疲れ様でした。レース後の帰路の運転もお疲れ様でした。私は後泊でしたが、晩酌したら、即効眠気が来て、早めに就寝しました。本当にいい大会でしたね。また来年も機会があれば是非参加しましょう。次はおんたけ100kmでお会いしましょう。その際はよろしくお願いします!