諦めたら、そこでレースは終わる。
苦痛や試練や絶望を乗り越えなければ、完走を手にすることはできない。
昨年の教訓を胸に刻んで、開催まであと数日と迫った富士山山麓が舞台の日本最大のトレイルランニングレースMt.FUJI 100に臨みたいと思っている。
私自身は、メインレースのFUJI 100mi(距離166.6km、累積標高+7,039m、制限時間44時間30分)に2022年から3年連続で出場する。
2022年は初挑戦初完走も、2023年は96.4kmの関門時間に数分足りず未完走に終わった。
体調不良で完走を諦めてしまった。当然の結果と言えた。ギリギリ間に合うかもしれないと関門の手前6km位から猛ダッシュしたが、行動を起こすのが遅過ぎた。関門まで1kmを切った辺りで関門時間を過ぎてしまった。その時に感じた、情け無く、みじめな思いは決して忘れることはない。
レース後も心に穴が空いたままの日々が続き、トレイルランニングから距離を置いた。叶えたいあるひとつの夢とトレイルランニングを並行することが時間的に困難だったことも理由のひとつだ。昨年の夏にその夢を実現。次にやりたいことを模索するなか、掲げた目標がFUJI 100miへの再挑戦だった。
今回、FUJI 100miを完走して、昨年の自分自身にリベンジしたい。完走を遂げ、喪失した自尊心を取り戻したいと思っている。
諦めたら、そこでレースは終わる。
諦めなければ、レースは続く。
苦痛や試練や絶望を乗り越えなければ、完走を手にすることはできない。
これらを乗り越えれば、完走を手にすることができる。
昨年の教訓を胸に刻んで、FUJI 100miに臨みたい。