昨日のGREAT RACE、お楽しみいただけましたでしょうか。
自分がああいう形でモニタに映るというのは、不思議な感覚です。
なぜあんな罰ゲームレースに出たいと思うのか?
たくさんの方から聞かれます。
答えは一つではないのですが、一番は「面白いから」です。
私ではなく、知り合いの方が100マイルレースを評して言われていた言葉を借りると、
これは「ゲームなんだ」というのが、一番しっくりきます。
ゲームには、色々な要素があると思ってます。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーではないですが、
ただ突き進むのではなく、
・街の周りで雑魚敵を倒してレベルアップ(=普段のトレーニング)
・ゴールドを稼いで武器や防具をグレードアップ(=仕事してお金を稼いでアウトドアウェアやギアを揃える)
・ダンジョンやボスに挑むときは薬草などを買いだめ(=レース前に行動食を揃える)
・ラスボスに挑む前にはあらかじめ必要な装備を揃えたり攻略プランを考えたり(=レース前の準備)
・HP、MPをギリギリまで削りながらラスボスを攻略(=レース本番そのもの)
書くと「ふーん」というものなのですが、
これをフルタイムで仕事をしながら、
自分のカラダで実行していくというのが、
まさに「ロールプレイングゲーム」。
だから、ドMとか、長い距離が好きとか評されると、
「それは違うんだよなー」とよく思います。
昔はゴールの達成感とか、レースの高揚感とかもあったのですが、
それも今は違います。
レースにエントリーして、トレーニングして、装備を考え抜き、実際にレース本番へ。
その最初から最後までの全てが、面白いんです。
もう一つ大きいのは、
「トップレベルの人はどんなスピード感で景色を見ているのだろう」
という「好奇心」です。
テレビだと「自分との闘い」みたいな発言が映像になってましたが、
なんというか、他人と競うためにイギリスに行ったというよりも、
トップレベルのアスリートの感覚に「触れてみたい」「覗いてみたい」というような感じです。
当然、そんな世界を垣間見るためには、
自分のレベルそのものを限りなくトップ近くに上げてく必要があるので、
それがモチベーションになり、日々の生活を律することにつながってるのかなと思ってます。
9月のTor des Glaciersとは対局のレース。
片や氷河のヨーロッパアルプス絶景と3000mオーバーの山岳のご褒美レース。
片や暴風雪雨と泥沼の最高900m丘陵の修行レース。
400kmオーバーは同じで、累積標高はD±40000mと16000m。
どっちも変態レースの代表みたいなもの、
何を言ってるのか、よーわからん、という感じだと思いますが、
昨日のテレビに出てた人は、みんなそんな感じかなーと勝手に思ってます。
久々にとりとめのない記事を。