5時過ぎに起床。さすがに昨日は行動時間が長く寝るのが遅かったためゆっくりです。
雨は上がり、夜中は風も強まらず標高1,100mの快適なビバーク。
疲れは感じつつも、昨夜久しぶりにまともな食事ができたこともあり、
カラダは回復傾向にある感じ。やっぱり食事は大事です。
昨夜に引き続き駅前のコンビニに寄ろうとしたらなんと6時から。
なので、国道沿いの別のコンビニへ移動します。ここで朝食とパッキング。
プロテインドリンクと親子丼に、ビタミンジュースとおにぎり。
2日分+αのパンを大量購入します。前日までの3日間の反省からとにかく多めに。
ドリンクは1リットル、ザック重量は7.5kgくらいか? 重い…。
6時20分にスタートして飯盛山へ。
途中あづまやで小休止つつ階段を上ります。
ガスの合間から日が射し、展望は無いものの少し暑いです。
頂上から信州峠方面への分岐を少し進むと大盛山。ネーミングが面白いですよね。
さて、ここからが笹漕ぎ区間。
9月に来るのは初めてで、予想どおりのなかなかの笹っぷり。
かき分けかき分け、足下の石や倒木に何度も引っかかりながら少しずつ進みます。
途中ようやく晴れ間も見え景色が見えます。
「槍」まではかなりの笹、倒木に、熊や鹿の糞も大量にあります。
細かなアップダウンもあり、前日の雨で笹はビショビショ。
レイン上下ずぶ濡れになりながらメンタルを保ちつつ進みます。
ルートファインディングは難しくなく、ピンクテープも要所にあるので、
それほど迷いやすくはありません。(が、初見の方は絶対にGPS持っていくのがオススメです。)
「槍」から先は少しずつトレイルが見え始め、少し前に笹が刈られたことが分かります。
下りは走れるようになり、横尾山までくればあとは整備されたトレイル。
信州峠には10時45分に到着して小休止。
行動食を20分に1回食べることでガス欠も防げている感じで悪くない。
ロードを5kmほど下り、瑞牆山荘までのロードの登りは基本歩きで時折走り。
最後水が少し切れそうになったところで12時10分に到着。
ここでソフトクリーム! アクエリアスを1リットル補給しつつ、シューズとソックス、レイン上下を日向で乾かします。
12時半過ぎに再スタート、それほどペースは上がらないものの、
もう何十回もスルーハイクしている馴染みの奥秩父。安心して進めます。
富士見平小屋の水場で1リットル補給して先へ。
テン場は平日でも何組かいました。大日小屋への途中で下ってくる方とすれ違います。
大日岩の後でも下ってくる方が何人か。けっこういて驚きというか、安心します。
前日までほとんど人には会わなかったので、なんというか、安全地帯という感じ。
金峰山の手前では少し時間遅めなのですが登る人を追い越したり、クッカーでゴハンを食べたりお茶を飲んでいる人もちらほら。
15時過ぎに金峰山到着でホッと一息。ガスが出てきましたが雨は降らず風も弱く涼しいです。
朝日岳方面は淡々と進み、途中で下山中のグループの方をいくつか追い越します。
ガンガン走れるわけではないのですが、エネルギー補給がうまくいっているのか、
そこそこいいペースで進めます。こうなってくると気分も上がってきて好循環のサイクル。
大弛峠には16時15分に到着。水を1リットル補給して休憩はせず先へ。
木段をよいペースで登り、国師ヶ岳には16時45分。ここもすぐ先へ。
さすがに標高2,500m少し肌寒いのですが、すぐに標高が2,200mぐらいまで下がるのでまだまだ半袖ランパンです。
下りはまぁまぁいいペースで走れ、18時過ぎのライト点灯までなかなかの進み具合。
少し寒くなり長袖を着てグローブをし、暗くなっていく奥秩父の優しい樹林帯を歩き走ります。
甲武信ヶ岳には19時半過ぎ、小屋には大弛峠からちょうど3時間半と6日目にしてはいいペースで到着。
テン場、宿泊はお休み中でしたが、水だけ汲ませてもらうことができ先へ。
笹平はガスガスの中20時20分に到着。テン場ではないのと、
ちょうど雨も降り始めたので6日目で初めて避難小屋にお世話になることに。
避難小屋は誰もいません。ここには薪ストーブがあるのですが、
さすがに1人なのと寒くはないのですぐに寝る準備をして、
プロテインバーやパンを食べながらストレッチ。
ここもdocomoの電波が入るので明日の天気を確認すると曇り又は雨。うーん… という感じ。
あまり天気が荒れないことを祈りつつ就寝。
14時間50分、47.8km、D+4,100m。